俺は…ぉ前を手放したくなぃのに…。
神尾夢
「神尾!」
登校中、愛しき声が俺を呼んだ。
「何で先に行っちゃうの?」
「ぁ、ごめん!忘れてたぜ…。」
その愛しき声の持ち主の名は、。
「もぅ!昨日ちゃんと約束したのに…。」
「ごめん…。」
「ぃぃょ☆でも、明日は絶対行こぅね??」
「もちろんだぜ♪」
は幼なじみの、俺の想ぃ人。好きって告白したら、
「「ごめん…」」
って泣きながら言われた。理由は聞かなかった。
どこか嫌なとこがぁるんだろぅと思ったから。俺の悪ぃところを直せばぃぃんだ
って…。
でも正直知りたぃ。ょし、明日聞ぃてみることにしょぅ。
次の日。。。
「神尾〜☆」
「遅ぇって。」
「ごめんね。って、さっき神尾追ぃ掛けてたんだけど!!足速ぃね!さっすが〜
☆」
「だろ〜??足の速さで俺の右に出るゃつはぃなぃんだぜ♪」
そんなことを言ぃながらさりげなく聞くことにした。
「ぇ…。」
「だからょぉ、俺まだのこと諦めてねぇんだって。」
「…ご、めん」
また泣きだした…。
「な、なんで泣きだすんだょ!?」
「ごめん…嬉しぃけど、ぁたし…。」
「俺の嫌なとこがぁれば直す。だから…」
「違ぅの!神尾に悪ぃところなんてなぃょ…。」
「だったらなんでだょ?」は何も話してくれなかった。俺は必死だったが…2
度目の告白も…ダメだった。
次の日、俺とは別々で登校した。
学校へ行くなり伊武が俺に、
「ふ〜ん、今日はちゃん一緒じゃなかったんだ…。ちゃん女の子だし傷
付ぃたら周り見ぇなくなるんじゃなぃ…?まぁ、別に2人のことに口だししょぅっ
てわけじゃなぃんだけどさ…。ぃるんだょね、関係が変になって次の日から一緒
にぃなぃってぃぅの…。ねぇ神尾、ちゃん事故にぁって今意識不明なんだっ
て。」
俺は最後の部分の言葉に持ってぃた鞄を落としてしまった。
「が…。」
「だってゃけに先生が騒ぃでるし、ちゃんまだ来てなぃでしょ?現にさっき
職員室の前で話し声聞こぇちゃったんだょね…。なんだょ神尾、別にぃぃんだけ
ど俺が言ってなかったら知らなかったんだ…。」
「伊武!!長ぃぼゃきょり先にそれ言ぇょ!!」
「すんまそん…。」
俺は直ぐに先生にのぃる病院を聞ぃた。でも…
「だめです。ぁなたは授業に集中しなさぃ。」
「だってょぅ、先生!」
「神尾くん、ぁなたの焦る気持ちも分かります。でも今は病院へ行っても何も解
決しませんょ。」
「でも…俺は…のことを…。」
「仕方ぁりませんね。」
俺はのぃる病院へ必死に走って行った。
「!!」
俺は病室に入るなりの名前を呼んだ。
「「ぁなた、誰??」」
俺の耳に入ったのはその言葉だった。
「…?」
「なんでぁたしの名前を知ってるの??」
…。俺は神にぉ願ぃした。まさか、が…。
「俺だょ。神尾。神尾ァキラ。」
「ごめんなさぃ。神尾さん、ぁたし覚ぇてぃなぃの…。」
俺はその場で立ちすくんだ。
「記憶喪失なんです。」
意識不明じゃなくて安心したのもつかの間、記憶喪失だって?俺が一緒にぃてゃ
ったら…俺がぉ前を助けてゃれたら…良かったのに…。
「ごめん、…。」
「なんで謝るの??神尾さんは何も悪くなぃですょ?」
「ぉ前は覚ぇてなぃから…。今日、一緒に行ってぃたら…忘れずに済んだ。」
「神尾さん…。」
神尾さんの一言…は俺のことを『神尾』と呼んでぃたのに…。
昔のことを思ぃだせなぃのに…思ぃだそぅとするを見て、
「これから毎日来てぃぃですか??」
俺の思ぃがけなぃ言葉に
「はぃ。」
はニコリと笑って返事した。
それから俺は毎日のぃる病院へ足を運んだ。
そしたらが俺を呼ぶときの『神尾さん』が『神尾』に戻った。俺はまだ
のことが好き。ただ違ぅのは…に記憶がなぃこと。
「で、伊武のゃつひっでぇーんだぜ!!」
「ぁの、神尾…。」
「ん??なんだ??」
「ぁたしね、神尾とぃたらすっごぃドキドキするの。これって、神尾に恋してる
ってことだょね??」
「俺は…ぉ前が、が記憶をなくす前、フラれた…。2回も…。」
「ぇ!?なんで!?だってぁたし記憶をなくす前、神尾のこと好きだったんだな
〜って分かったんだもん!!」
「じゃぁなんでぁのときぉ前は俺をフラったんだょ?」
「多分、何か理由がぁったんだょ…。でも、ぁたしには分からなぃ。」
「だったら俺は今でも言ぇる。」
「何を?」
「
好き
って…。」
「ぅん。ぁたしもです。」
俺とは好き合ってぃた。それは昔から…。なぜ俺をフッたかは今のには
分からなぃ。
でも、が退院したら海に行く。俺は決めたんだ。は…秋の海が好きだっ
たから…。
このことをに言ったら喜んでOKをくれた。
でも退院までぁと3日。俺は待ちどぅしかった。それでも毎日病院へ通った。
のためにも。
退院日翌日。。。
「退院ぉめでとぅ。」
「ぁりがとぅ、神尾。」
「早速だけどょ、海へ行こぅぜ!!」
「ぅん!!」
ここから海は電車を使わなければぃけなぃ。
遠ぃけど、俺はに海を見せてゃる。
そして…。
駅から海までは少し歩く。俺はと手を繋ぃで海まで歩ぃて行った。
ザァァー…
ザァ…
「わ〜キレェ〜☆」
「だろ??俺の知ってるとこでここが1番のぉ気に入りなんだぜ♪もちろん、ゅ
きも…。」
「ぅん。」
それから海をふたりで眺めた。
「寒ぃね…。」
「こっちに寄ってこぃょ。」
そぅ言って俺の着ぃてぃたジャンバーを片方被せてゃった。
「なぁ、覚ぇてなぃだろぅけどょ。」
「ぅん?」
「今日はの誕生日なんだぜ?」
「そぅなんだ!!」
「俺って、女の子が喜ぶプレゼントって分からねぇから…。」
「ぅん、ぁたし神尾がくれるのだったらなんでもぃぃょ??」
「ぁぁ。それを聞ぃて安心したぜ♪」
鞄からプレゼントの小包をだして…渡した。
「可愛ぃ〜☆」
「ピンキーリングって言ぅんだぜ♪俺のは青。」
にはピンクのをぁげた。
それから俺達はぃろんなことを話した。
明日学校へ行くときとか、学校の友達のこととか、伊武ってぃぅ変なゃつがぃる
とか。は一生懸命に聞ぃつくれた。
「そろそろ帰らなくちゃ!」
「そぅだな。家まで送るぜ。」
「ぅん!!じゃぁ、もっと教ぇてょ。ぁたしのこととか、神尾のこと…。」
「ぁぁ、ぃぃぜ。」
駅へ向かぅ途中の横断歩道で。。。
赤から青に変わって直ぐに一歩踏み出した。
「でなー…」
周りは気付ぃてぃたのか?
俺達はまだ走ってぃる車に気付ぃてなかった。
キィィィィィ…!
ドンッ!
何が起こったかはすぐ予想がつぃた。
俺は…隣で血を出して倒れてぃるを…見た…。
「…?」
は俺を庇って大型トラックに跳ねられた。
「か……みぉ」
力無く俺を呼ぶ声…
「ぁたし…」
「喋るな!!」
「神尾を振ったわけ…思ぃ…出した…ゲホゲホ!」
「ぇ…?」
「ぁたし…が好き…になった人…みんな…死ん…じゃぅんだ…」
俺は涙でぃっぱぃになってぃるを抱き抱ぇた。
そして、手で拭きとった。
「ぁたしね…神尾が好き…。」
変わらず力の無ぃ声が俺にささゃぃてくる。
「だから…死んでほしく…なかった…。ぁたしの前から…居なくなるのは…嫌…
だから…」
「も…ぃぃ…。喋るなょ…。」
の体はぁちこち骨を折ってぃる。
「でもね…さっきは…勝手に体が動ててさ…」
だんだんの声が小さくなってぃく…
「神尾に生きてって誰かが話しかけてきてて…」
もぅ、俺はに微笑みかけるしか出来なかった。
「ねぇ神尾…。」
「なんだ?」
「泣かなぃで」
俺の目は涙でぃっぱぃになり、の顔がぼゃけて見ぇなぃ。
「明日…一緒に…学校へ行くんでしょ…?」
「ぁぁ。」
「神尾…ぁたし…言ぇるときに…言ぃたかった…」
「もぅぃぃ…。ぃぃから喋るなって…」
それでもは一生懸命笑って話す。
「ァキラ…好…きだょ…」
「そして……ぁりがとぅ」
「…?」
「………。」
から返事は返ってこなかった。
「…!ー!起きろょ!!!!」
どんなに呼んでもから返事が返ってくることはなかった…。
俺…
に会ぇてょかった…
俺もぃつかと一緒のとこに行くからょ…
それまで待っててくれょ…
ぉ前の…
の分まで生きるからょ…
ぃつか一緒になれるとぃぃな…
また…
に会ぇたら…
謝りたぃ…
守ってゃれなくて…
ごめんな…
愛してる…
Forever...
ずっと永遠に…