幸せの条件


「景吾ぉ〜。」
「あ?なんだよ?」
「退屈〜…。」
「テレビでも見てろよ。」
「テレビも見飽きちゃったよ〜。」
「しょうがねぇなぁ…。なにがしてぇんだよ?」
「なに…、分かんないよ〜。退屈しないのだったらなんでもいいよ☆」
「俺様は庶民の遊びを知りてぇ。」
「ん〜…。じゃあトランプは??」
「あ〜ん?なんだよそれは。」
「これだよ。」
鞄からトランプをとりだした。
「あぁ、トランプっていうんだな。なにかは気になってたんだが、遊ぶものだっ
たのか…。」
「こういうこともあろうかと用意して来たんだ☆へへ。」
「そんな紙切れでなにするんだよ?」
「ばばぬきとか…。」
「なんだと!?そんなもんでばぁさんがでていくのか!?なら、じじぃぬきなん
てものもねぇとな。」
「ははは…。違うよ。勘はいいとこいってるけどね。」
「あ〜ん?」
「じゃあ違うのにしよっと。」
「まだなにか出てくんのか?」
「出てこないから!!…じゃぁねぇ、七並べなんてどう?」
「七並べだ?俺様は歯並びはいいぜ。」
「…なんでもないよ…。」
「ケッ。遊びじゃねぇのかよ。」
「そうだ!!アヤトリしようよ!!」
「あん?どんな鳥だ?」
「あ・や・と・りだよ。」
「なんかひもとかないの?」
「どんなのだ?」
「長いやつ。」
「これでいいかよ?」
と、さしだしたのはクローゼットに入ってたバスローブのひも。
「これじゃぁ太くてできないよ…。」
「いちいち注文の多いやつだ。」
「じゃぁ景吾はどんな遊びしてんのよ!!」
「あ〜ん??俺様か?」
「そんな勿体ぶらないでいいから。どうせ期待なんてしてないし…。」
「俺様の遊びは、練習だ。美技を磨くためのな。」
「へぇ〜どんなことするの??」
「鏡の前でいいポーズを決める。最高に酔うぜ♪も見るか?」
「いや、いいわ。」
「そうか、は練習じゃなく、本番の俺様に酔いしれたいんだろ?あ〜ん?」
「そうですよ。」

「そうか、のそういうとこが最高に好きだぜ☆」
「景吾…///」
冷めてるようでバカップルな二人なのでした☆


景吾、あたしはあなたといるときがいちばん幸せだよ☆